水無月を迎えました。季節が少しずつ夏の空気に変わってきていることを感じます。
先日久しぶりの富山県へ所用のため出掛けてきました。
今回は企業視察という目的があり、また数年前にお世話になった方への
「恩返し」をするため、その他所用もあり行ってまいりました。
コロナ禍以前の6年前になるでしょうか。年末の季節、富山へ
冬の味覚を楽しみに訪れた際、以前から気になっていたお店を予約して
お邪魔させていただきました。
とても素敵なお店でお料理はもちろんのこと、雰囲気の良さに思わず
お気に入りのお店になりました。
お店には大きなガラス張りの窓があり、外の景色がどんどん
真っ白な雪景色に変わっていきました。
「数十年振りの大雪になるらしいよ」と地元の人達は言っていたものの
向かうまでの道中は雨模様・・・大丈夫そうと雪の心配をしつつも
美味しい食事とオーナーとのおしゃべりに夢中になっているうちに
20㎝を越す積雪に・・・
このお店は駅からも車で15分程離れており、住宅街にあるため
タクシーでないと帰れない距離でした。
この大雪でタクシー会社がどこもつかまらない事態になり、
何時間かかるか・・・ともう歩いて帰る覚悟を決め帰ろうとした時、
オーナーがお母様を呼んでくださり、駅まで送っていただけることになりました。
外に出るとお母様は車の雪降ろしをしてくださり、この大雪の中
車の運転を避けたい時にもかかわらず駅まで快く送ってくださりました。
その後お礼にいつかいかなくては・・・と思っていたあとのコロナ禍
中々お邪魔出来ずにいましたが今回ようやくこのような機会を
頂戴することができました。
「ようやく来れましたよ。あの時は本当にお世話になりました」
お邪魔するまでだいぶ時間は経ってしまいましたが、オーナーが
覚えていてくれたことの嬉しさとお母様にお礼をお伝え出来た
そんなありがとうを伝えられる時間となりました。
恩をお返しすることはとても大切なこととされていますが、
今回は私も恩返しを果たせたことで心が少し軽くなった。
うれしい富山での思い出になりました。
~オーナーと一緒に恩返し記念の一枚~
ちなみに・・・今回オーナーとのお話で旦那様がお近くで
イタリアンのお店を経営されていることをお聞きし、次回旦那様のお店にも
遊び行ってみますとの運びになりました。
私の恩返しの旅のストーリーはまた新しい展開で進んでいきそうです。
2025.6.3
writer 高橋 順子