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白梅メソッド研究所

すべては、『動機』

先週より、実習生の受入れが始まりました。将来、幼稚園教諭を目指す学生達が幼稚園という教育現場で実際に子ども達と関わり、幼児教育保育について、その教育技術を体得するという機会です。今年度は、今のところ年間を通じて11名の学生を受け入れることでスケジュ-ルを組み込んでいます。巷では、実習生に実習先として選ばれない保育施設がかなりある中で、白梅幼稚園は、毎年10名以上の学生を受け入れることができていることにありがたく、自分でもビックリしています。

教育実習であれ、就職活動であれ、またそれ以外の様々な活動もすべては動機が結果に結びついているように感じます。「動機」というと難しいですが、例えば、友人や知人の誕生日に花を贈る場合、「花を贈らなければ、何か言われてしまうから花を贈ろう」という動機と「日頃のお付き合いに感謝して、ささやかだけど花を贈ろう」という動機では、やはりその違いは大きく、その後の人間関係の在り様はそれぞれ変わってくるものです。それと同じように就職活動も「隣の園より初任給が5,000円高いから就職しようかな」という動機と「この園のこの特色とこの方針であれば、自分も成長できる」という動機で就職するのとでは、後者の方が人として好感を持たれ、応援され、チャンスに恵まれ、かつ人間的にも有意義に成長していくと思います。このようにすべては『動機』で決まる・・・はずです。

私的見解ですが、自分が何かの行動を起こすとき、自分に問いかけるべきはその『動機』なのです。なぜ自分はこの言動を選択しようとしているのか・・・その『動機』の良し悪しこそが自分の言動に自尊心を持つことができて、自分の選択を正解にする要素です。そして、その『動機』が相手とのWin Winの関係を生み、相互の信頼関係を強固にするものであれば、正解だと思うのです。

人生には、節目節目に選択が必要とされます。進学、友人や恋人の選択、就職、お金の使い方、退職、結婚、出産、幼児施設の選択、家を建てること、投資等々・・・。各々の動機が病ましかったり、不純であれば、仮に一時的に短期的な安心・満足・快楽を享受できたとしても「この不純な動機のツケ」は、その後の人生折々で、何らかの形でその分「取り立て」られるものです。先人たちの姿から学んできた人生の法則のようなものですね。

今年度当園に採用となり、日々嬉しさと楽しさを抱えて仕事に勤しんでいる二人の新人の先生方を見て、彼女たちの動機を振り返り、今後の教師人生がより良いものになるだろう・・・そうあらためて思う今日このごろでもあります。

「母園に感謝の気持ちで恩返ししたい」

 H先生

「白梅の子ども達の成長に力を尽くしたい」

 N先生

白梅名物 5月の 藤棚門 満開!

【旅は自己投資】能作 オフィス視察より

2025.5.26

高 橋  潤

 

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