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白梅メソッド研究所

大切なのは、最初の学歴

今日10月15日(水)は、最高の快晴の中、年長児たちと加美町の三浦さんの畑にさつま芋掘りに出かけてきました。例年よりもかなり大ぶりのさつま芋にビックリしながらも年長児たちは、土に戯れて、にぎやかにさつま芋掘りを楽しみました。自分で掘り当てたさつま芋を自分でバスまで抱えて運び、お友達同士笑顔が絶えない一日となりました。畑を管理・提供してくださった三浦さん、はじめお手伝いをいただいた保護者の皆様に改めて感謝申し上げます。

さて私の近況ですが、先日、所用で奈良市に行ってまいりました。街のあちこちで、お母さんやお父さんに抱かれた初宮参りに向かう赤ちゃんや一足早い七五三参りを終え、千歳飴を手にした家族連れを多く見かけました。日本の素敵な伝統に心がほっこりするひとときでした。子どもたちがスクスクと健康で、この先も自分を大切に大切にして、成長してくれることを願わずにはいられないシ-ンでもありました。

子育てや人間にとって大切な教育を想うとき、世間の実社会では、今のところ最終学歴が幅を利かせていますが、私的には人間にとって一番大切なのは最初の学歴だと思います。どのような幼児施設で子どもが育ったのか、そこで保護者はどのような学びがあったのかによって、子どもの育ちは変わってくるからです。

昨今は、若年層のニ-ト増加や貧困の問題がニュ-スや新聞で報道される機会が多くありますが、何らかの事情で就職活動に失敗し、結果的に自活することができなかったのかもしれません。人との関わりの中で、支えを見出し、活躍する機会が少しでもあれば、そのような状況も避けられたのかも、と思います。

保護者は、わが子に将来社会の中で人と共存し、自立して生活してほしいと誰もが願うでしょう。結果的にそのように生きる人と、そうすることができにくい人が存在することも事実です。運が悪いからとか、周囲の人に恵まれなかったからとか、地域的にそうなのか、原因は単純ではないように思いますが、一因には、人の性格・性質を司る幼児教育という軸があるように思います。

なぜなら、人の性格・性質の形成には、9歳くらい(シングルエイジといわれる年代)までに子どもの周りで存在する人たちにどのように育てられたか(人的環境と教育)が重要なファクターとなるからです。子どもは、幼いころに親や養育者を通して、他者と関わるときに使われる対人関係の方法や技術などを自然に身につけていきます。この時期の幼児は、他者の言葉や行動をスポンジのように吸収し、学び取り、表現することができるのです。そして、この時期の習得した生活習慣や学習の積み重ねが人の性格・性質、好感を持ってもらえる人的魅力を築き、その後の人生に大きな影響を持っているのです。それを紐解けば、乳幼児期のより良い施設選びや人的環境、幼児教育=最初の学歴の大切さは自ずと理解できるのです。大切な我が子のためにも最初の学歴(幼児教育と人的環境)を大切に選択したいものですね。秋の夜長の独り言でした・・・。

さつま芋大収穫に ニッコリ

お手伝い、本当にありがとうございました!

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writer 高 橋  潤 

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